ライターという仕事にはさまざまな種類がありますが、取材に出て自分の足で情報を取りに行くのが取材ライター。

ライターを目指している人や、ライターを仕事にしているけど「いきなり取材に行くのは不安」という人も多いのではないでしょうか。そんなときに活用したいのが、自分の都合に合わせて学ぶことができるオンライン講座です。

その中でも、今回は取材の基礎・基本を学ぶことができるみんなのカレッジ「取材ライティングコース」を受講された川﨑恵さんに、受講のきっかけや実際に受講してみてよかった点、そもそもライターを目指した経緯について、くわしくお伺いしました!

編集者として立ち会っていた取材をきっかけに、ライターの世界へ

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インタビューに笑顔で応じる川﨑さん

—はじめに、現在はどのようなお仕事をされていますか。

私は今、フリーランスのライター兼ディレクターとして、SEOを目的としたコラムの構成を作ったり、ライターさんが執筆された記事の校正や入稿をしたりしています。もともと前職はWeb制作会社でSEOのディレクターとして働いていましたが、2021年11月からフリーランスとして活動しています。

記事のジャンルは特にこだわらず、ご依頼があればやるというスタンスなので、さまざまなジャンルの記事制作に携わっています。

—そもそも川﨑さんがライターを目指された理由は何ですか?

Web制作会社に勤める前は、専門商社に勤務し、企画部に所属していました。その当時はお客様の声をすくい上げ、記事として掲載する「事例カタログ」の制作を担当し、編集者として関わっていたんです。

そのため、一緒にお仕事をしていたライターさんともお話しする機会がありました。そこで「ライターという仕事は年齢も職業もバラバラな幅広い層の方にお会いでき、さまざまな知識を吸収できて、いろんな世界に触れられる」というお話を聞いて。「なんて素敵な仕事なんだろう!」と思ったんです。

そのときから自分自身の知識や経験の幅が広がるだけでなく、見たり聞いたりしたことを魅力的に伝えることができるライターという仕事に、いずれ携わってみたいという思いがずっとありました。

仕事で取材記事の執筆依頼!コース開始のタイミングもドンピシャで即決

—では今回、みんなのカレッジ「取材ライティングコース」を受講したきっかけを教えてください。

フリーランスで活動をはじめて半年、仕事で取材をともなう記事執筆の依頼が来たんです。実はすでに取材し、記事の執筆も終えたのですが、自分の中ではできばえにあまり納得できていませんでした。

編集者の方に編集、校正してもらった内容を拝見したとき、聞いたことをただ文字に起こしただけでなく、もっと読者に寄り添った書き方をしたり、実際に聞いた言葉ではない表現に変えていっていたりしていたんですね。

そのとき「これは、もっと書き方やコツがあるんだろうな」と思ったんです。そこで、取材ライティングについて基礎を学び、一般的にはどうやって進めていくかということを知りたかったのです。

そんな時、Twitterでフォローしている方がたまたま取材ライティングコースを受講していて「勉強になった」というコメントを目にして、直感的に「これはよさそうだぞ」と思ったんです。

受講料が比較的手頃な価格帯であることと、4週間という受講期間も「ちょうどいいな」と。もうすぐ申し込み締切で、まもなく講座がはじまるというタイミングでしたので「すぐにでも仕事に生かしたい」という気持ちでいっぱいで、ほとんど即決で申し込みました!

取材から執筆まで、実際の流れに沿ったきめ細かい解説が魅力

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—では、実際に講座を受けてみていかがでしたか?

動画講義では取材当日の流れについてはもちろん、取材の事前準備の段階からとにかく細かく教えてもらえて満足しています。「このやり方で合っていたんだな」と納得した部分がある一方で、今回新たに発見した部分もあって、とても勉強になりました。

特に、取材記事の要である企画書については、今まで企画書を作ったことがなかったので、企画書に書くべき項目や押さえておくべきポイントを具体的に知ることができて、とても参考になりました。

ただ、私がこの講座で一番知りたいところは、取材した内容を「どのように記事化していくか」という部分なので。今はまだ最終週の動画講義の配信を待っている段階なのですが、ここまでの講義が非常に分かりやすかったので、最終週の講義も「きっと期待に応えてくれるはず」と楽しみにしています!

—これまで学んだことは、お仕事に活かせそうですか?
 
はい。まさについ先日、お仕事でインタビューをした際、対面取材だったということもあり、話が盛り上がり、インタビューさせていただいた方からお話がどんどん出てきたんですね。

いろいろなお話が聞けたことはよかったのですが、なかなか話を本筋に戻すことができず……。そのときは、限られた時間の中、どうやって話を引き戻せばいいのか分からなかったのです。結局、1時間の取材予定が1時間半に延びてしまって……インタビューをさせていただいた方の都合もありますし、できれば予定時間内に収めたかったな、というのが正直なところでした。

今回の講義ではそういった場合の対処法もこと細かに教えていただいて、相手を不快にさせない言い方や言い回しは「メモメモ!」という感じで。すぐにでも次の取材で活かしたいと思う内容でした。

—ほかによかった点はありますか?

毎日、日報を書いていることはすごくいいですね。コースを受講している期間中は毎日、その日の学習の振り返りや、コースとは関係のない日々のできごとを日報に記して受講生同士で共有していました。

自分自身の振り返りとしてはもちろん、一人きりで学習しているとつい怠けてしまいがちなところ、ほかの受講生が熱心に取り組んでいる様子をリアルタイムで知ることができて、襟を正されるというか。

それに、私はフリーランスとして働いているので、見えている世界が狭くなって孤独になりがち。今回は、受講人数もちょうどよく、ほかの受講生が日頃、どういうことを考えているかを垣間見ることができたり軽めのコミュニケーションが発生したりして、日報を介したやりとりが日々の楽しみでした。

—逆に、コースの改善点があれば教えてください。

あえていうなら、受講生同士でもう少しコミュニケーションをとる機会があってもよかったなと思います。毎日、ほかの受講生の日報は拝見していましたが、意外と受講生同士が会話をする機会は少なかった印象です。

たとえば雑談するだけでもいいですし、みんなでコースの内容を復習する機会があってもよかったかなと思います。でも、それはフリーランスで働いている私がコミュニティに飢えているせいなのかもしれません(笑)。

—ありがとうございます。では、本コースはどのような人におすすめでしょう?

その場限りの講義と違って、動画講義なので何度も見返すことができるという点がよかったです。一つずつ確認しながら自分のペースで進められるので、じっくり学びたい人にはおすすめです。

企画書の作成であったり、今回の課題でもある「相互取材」であったり、折々でアウトプットする機会も設けられているため、実践に則したコースになっていると思います。迷っている人はぜひ一歩踏み出してみてほしいですね!

ライターを目指した原点でもある「取材ライター」としてスキルアップしたい

—それでは、最後に、ライターとして今後やってみたいことがあればお聞かせいただけますか?

ライターの世界に入ったのは編集者として立ち会っていた取材がきっかけで、ライターになった当初から「取材ライティングをすること」という目標がありました。

この講座を受けたことで基礎を学ぶことができ、自信にもつながっていると感じています。今後は学んだ内容を活かして取材ライターとして経験を積みながら、スキルアップをしていきたいと思っています。

また、既存のお客様にも新規のお客様にも、積極的に取材企画を提案して、取材をメインとしたライターに少しずつシフトしていきたいと思っています!

—川﨑さん、いろいろなお話をありがとうございました!


終始にこやかに受け答えしてくださった川﨑さん。柔らかな雰囲気を持ちつつ、言葉の端々から誠実さと芯の強さを感じました。

「取材」という仕事に特別な思いをお持ちの川﨑さんが取材ライターとして活躍される日がそう遠くないと感じ、私も一読者として川﨑さんの記事を目にすることを楽しみにしています!

実践に則した内容ですぐに仕事に活かせる!みんなのカレッジ「取材ライティングコース」

実際に取材ライティングコースを受講された方の声を聞くことで、講座についてよりイメージがしやすくなったのではないでしょうか。

ライターのステップアップの一つとして挙げられることも多い取材ライターですが、取材現場でのマナーや、インタビュー・執筆のコツを知らずにいきなり取材に飛び込むのは、現実にはなかなか困難です。

取材ライティングコースでは、最前線で活躍し続けるライター講師から、実際の取材に通用するテクニックを教わったり、相互取材を通じて取材を経験したりできます。取材ライティングにおける基礎を徹底的に学べる内容であることが、今回のインタビューからも分かりました。

「取材を仕事にしていきたい方」「だけど踏み出すには不安のあるという方」にはおすすめのコースです。くわしくは以下のリンクから見てみてくださいね。

みんなのカレッジ「取材ライティングコース」はこちら

 


*今回、相互取材という形で、川﨑さんにも取材をしていただきました。私のこれまでのことや、これからのことなど少しお話ししています。川﨑さん、素敵な記事をありがとうございました!

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