ずっと作りたいと思っていた場所。
ずっと温めてきたWeb上の“フードアトリエ兼食と暮らし読みもの”。
料理と文と、アウトプットする場所を作ってみました。
夏前くらいからポチポチ制作をはじめ(お盆休み中も息子の相手を義理実家にお願いし……)、やっと公開。
Taoya(タオヤ)の由来
・昔から美しい日本語だなと、好きな言葉だった「たおやか=姿・形・動作がしなやかでやさしいさま」という言葉から
・中国語で、Tao=道=すべての現象や存在の根本であり、真理であるという意味の言葉で、道にそって無為自然に明るく楽しく豊かに生きてゆく
という意味が込められています。
古来の人たちの暮らしはいたってシンプルで、空の色や風の動きを見て、季節を知り、その流れにそって無為自然な生き方をしていました(現代の忙しない日々では今日の空を見ることすら忘れがちですが……)。
そんな、しなやかで素朴な本来の生き方を思い出せる場所であればいいなと、名づけました。
そして最後に、個人的な意味合いが強いですが、私たち夫婦の名前の一部を組み合わせたものでもあります。
私たちは夫婦をひとつのユニット(ふだんは別々仕事をしていますが)、そして家族をひとつのチームと捉えていて、いつも「これは家族にとって自分にとって心地よい選択か」ということが、日々の暮らしやこれからの人生を考えるときのひとつの大きな指針になっています。
というよりもそう考えざるを得なかったというほうが正しいのかも(笑)
結婚し、1人が2人の生活になり、子どもが生まれ、ますます自分の意思だけでは決められないことも増えてきて……。
それは一見、窮屈なようにも見えるけど、そうあることを選択したのは紛れもなく自分自身で。
そんな制限のあるなかでも、妻であり母である前に一個人としてどう生きていきたいか、何をしていくのか、それを深く深く考えさせられてきたこの数年でした。
その結果、ここTaoyaが生まれ……家族がいなければこの場所を作るという選択もなかったかもなあとも思い、欠くことのできない存在であると考え、屋号にその名を取り入れました。
このように、さまざまな由来のかけ合わせから名づけたTaoya(タオヤ)。
〇〇屋と、商店や歌舞伎役者の屋号っぽいところもお気に入り(笑)
(活動内容についてなど、よければ「about」も合わせてお読みくださいね)
ロゴについて
ロゴは、日の出の太陽と海の水面をイメージ。
出身地である千葉の海沿いの町は、日本で一番早く初日の出が見られる場所。
18歳で地元を離れて以降も、この場所がいまの私のルーツだなあと思うことが何度もあります。
都内からだと電車を乗り継いで3時間近くかかり、電車も1時間に1本というかなり不便な田舎町なのだけど……。
今でも年に何度も帰るくらい、自然豊かで(むしろ自然しかない)、野菜も肉も魚も何でも新鮮でおいしくて、大好きな場所です。
徒然なるままに、心に移りゆくよしなしごとを
そこはかとなく書きつくれば……という感じで、個人的なエッセイのようなものが多いとは思いますが、これからこの場所で、日々の料理や、暮らしのなかでおもしろいと思ったヒト・モノ・コトを、時には取材を交えながら文章や写真などで記してけたらと思います。
ひとりでで運営しているため、あゆみはゆっくりかもしれませんが、お時間があるときにお付き合いいただければ嬉しいです。
Taoya. 改め ediTable(エディタブル)
2021年、活動名およびサイト名をTaoya. 改め ediTable(エディタブル)としました。
editableという単語にはもともと「編集可能な」という意味がありますが、「edit」+「table」で「食卓を編集する」という意味を込めています。