久しぶりに穏やかに晴れた今日。

 

お昼は、天ぷらそばにしました。
少しずつ夏野菜が手に入りやすくなってきて嬉しい。

 

この自粛期間中、日中は遊びたい盛りの子どもたちが家にいるので何かに集中して取り組むことはできないと割り切って(できたらラッキーくらいに)過ごしたら、だいぶ心のハードルが下がった気がします。

 

それでも、あわよくば、おんぶや抱っこであやしながらちょっとしたスキマ時間にインプットなぞ、できる方法はないかな……と考えていた矢先、NETFLIXのオリジナルドラマ『CHEF’S TABLE(シェフズテーブル)』を見つけました。

たまたま目についたタイトル選んだわけだけど、これがもう、とてもよかったのです。

昔から、料理が出てくる映画やドラマは好きでよく見ていたのですが、ここまでがっつり料理人が主役の番組で、しかもドキュメンタリーというのは初めて。

私が見たのはジョージア州サバンナで腕を振るう女性シェフ、マシャマ・ベイリーの回。
アメリカの人種隔離政策時代にバスの停留所だった場所で、開いたレストランの総料理長兼共同経営者という方のお話です。

彼女の言葉の中でも、いくつか印象的、なおかつ共感する部分があったので備忘録がてら書き残しておきます。

でも、文字じゃその魅力が伝わりにくいので、NETFLIXを契約している方がいれば、ぜひ見てほしいです。

彼女の料理との原点となる祖母とのお話のとき、
「祖母は気前よく、料理を作っていた。
料理は愛情を伝えるひとつの方法。
詩的な時間だった。
料理があらゆる関係をつないでいた。
料理のおかげで、人生は豊かになる。」

フランスのお城での修行時代、
「食材と触れ合える環境で毎日ゆっくりと料理する。満喫した。」

という部分。

私も、原点には祖母と過ごした時間があってその言葉の情景がありありと浮かんだこと。
そして、幼いころ過ごしていた田舎町のように、食材と近い場所で暮らしながら、ゆっくり料理をする時間の豊かさを知っていて、いつかまた、そんな場所に住み、ゆっくり料理をしてみたいという、今では“憧れ”のようなものもあって、ぐっときた部分でした。

音楽もいいし、何より映像が美しい。
もちろん、料理もおいしそうなので見る時間にご注意を、、、。笑

後日、この番組の話を興奮気味に夫に話し、その後、お子たちが寝静まったころに、夫とともに2回目を視聴したのでした。

こんな風に
「あ、今、心が動いた!」
と思えるような、こう、心の奥底から気持ちが揺さぶられるようなクリエイティブ(料理、番組)は尊く、人生を豊かにしてくれるなと、思うのです。

そして、そういう気持ちにいつも敏感でありたいです。