気づけば、冷蔵庫の中に発酵調味料を常備するようになって2年以上。
今ではすっかりなくてはならない、生活の一部となりました。
この食習慣を続けられている要因はなんだろうと考えたとき、伝統的な手法で作られた発酵調味料の旨味たっぷりのおいしさに感動したことと、野菜を揉むだけ、肉魚を漬けておくだけなどシンプルな工程ゆえ、根本的にめんどくさがりな私の、日々の料理へのハードルを下げてくれたことが一番。
そして、社会人になってからずっと興味のあった「地域文化」や「手仕事」というキーワードにも引っかかってきて、この数年は、発酵文化というものに、見事に心を鷲掴みにされています。
そして、子どもが生まれた今、この子たちに未来、残していきたい、伝えていきたいものとは?と考えることもよくあって。
自分が子どものころ、当たり前のように身近にあった畑の土の中から掘り出す野菜とか、大豆を潰して作られている味噌のこととか、長く続いてきた食文化やおばあちゃんの知恵袋みたいなものが思い浮かぶ。
だから、乳幼児期にできるだけいろいろな種類のホンモノの味に触れ、味覚を育てていってあげたいなあ、と思う今日このごろです。