実は、薄々気づいてはいたんだけど、見て見ないフリをしていたことがあります。
それは「圧倒的に運動量が足りない!」ということ。
子どもたちも遊びたい盛りなので、休みの日や帰宅後は公園やプールに行ったりするのですが、基礎体力のなさについていけない、ついていけない……。
さらに、ライターの仕事は出ても打ち合わせや取材か、デスクワークも多めなのであまり問題ではないのですが、料理関係の仕事のほうが、もう顕著に体力のなさが露呈する。
私自身、社会人人生の大半をデスクワークできてしまっているので、現場仕事に慣れていないこともあり……。
スタイリストというと、料理やテーブルシーンなど暮らしまわりのものごとを扱う対象としていると特に、一見すると華やかそうに見えるんだけど「がっつりガテン系だな」と感じることもしばしば。
重いお皿やテーブルの天板を何往復も運ぶし、調理や洗い物もあると立ちっぱなし、動きっぱなし。特にスケジュールがタイトな日は現場を駆けずり回っていて汗ダラダラ。もう終わるころには今にも溶け出すんじゃないかというくらいヘロヘロになっています。
そこで!最近、やっと重い腰を上げて、ランニング(+時々ヨガ)に取り組みはじめました。
ちなみに、球技や運動はそこそこ好きだけど、走るのは得意ではありません……。
いきなり毎日走るぞ!と意気込むとハードルが高く、故障の原因にもなりそうなので、だいたい週3〜4日と、ランニングのない日には自宅でのヨガを挟むことに。ランニングは3kmを20-30分ペースで走るくらい。
早朝に走ることが多いけど、最近はもう暑くて暑くて、5時でも日差しがキツく感じる。あとは、夕方のどもたちの公園遊びのついでに、息子の自転車練習と一緒に走ることも。
ガチガチのルールは設けてないけど、ある程度、習慣化するまでは強制的にやろうと思っています。
走りはじめの身体って鉛のように重いんですよね……。
「あーこのまま帰ってしまおうか」と何度も思うんだけど、わざわざ早起きして、子どもたちに気づかれないようにすうーっと寝室を抜け出し、ランニングしやすい服装に着替えてってステップを考えると(ここまでの労力がまったくのムダになるな……)と、踏みとどまれる。
そして、ちょっとの勇気を振り絞って「えいっ!」と走り出します。私はApple Watchの「ワークアウト」で距離や時間、ペースを記録しています。
1km走りおわる頃には体が慣れてきて、次の2kmのほうが圧倒的に速いし気持ちも乗ってくる。3kmに到達するころには、ほどよい疲労感と「もう少し走りたいかも」と思えていて、調子がよければもう少し走るし、そこでウォーキングに切り替えて、ストレッチして終わりという感じ。
毎回、走るたびにこの気持ちの動きを繰り返しているので、不思議です。
そして、ランニングのいいところは、日々せわしく動いていると気づかずに過ぎていってしまう季節の移り変わりを感じられるところ。このひまわり畑も走っていて見つけました。自宅からすぐのところなのですが、普通に生活しているだけでは案外気づかないものですね。
たまたま先日、あるベテランライターさんのポッドキャストを聞いていたら「頭より身体を整えるほうがうまくいく」とおっしゃっていて、ひどく頷いた。
もともと物理的な体力の無さを解消したくてはじめたけど「これって……心や書くことにもいい影響があるんじゃ……?」と感じています。
少し前、フィットネス関連の執筆の仕事をしていたときにも、有酸素運動には基礎代謝や筋力の向上だけでなく、自律神経を整えたり、集中力を高めたりする効果もあると聞きました。
たしかに、走り終わったあとの爽快感とスッキリした感じは気持ちを前向きにしてくれるし、体のほうの疲労感こそあれど、仕事をはじめるとき、以前よりスムーズに机に向かうことができているような気がします。
これからも無理なく続けられて、でも多少負荷のかかる、ちょうどいい塩梅をやりながら見つけられたら。
そして、ここで公言することで「そう簡単にはやめられないぞ〜」と、自分自身に発破をかける意味もあります。笑
もし、後日、お会いすることがあったら「ランニングの調子どう?」って聞いてみてください。(や、辞めていたら陳謝いたします〜。。)
皆さんは「心と体の健康を保つ」ために、していることはありますか?