今日は前回の「コロナ療養記」保存食とコロナ療養の記録の続きです。
コロナ療養期間が終わって6日目の朝、ある程度、いろいろな症状は和らいだので「少し、仕事でもしようか(締め切りがマズい……)」とパソコンに向かう。
手はじめにブログを更新しようかと思ったが、まったく進まない。
書く力というより、根本的に「考える」力がないのだ。
ふにゃふにゃ腑抜けになってしまったような。
何よりも、「書こう」という気持ちが湧いてこない。
手書きでノートにつけていた、誰にも見せないであろう日記も白紙のページが続いている。
そんな状態だからこそ、もちろん、全世界に公開されるブログなんてもってのほかだった。
こういうとき、なまじ仕事の原稿よりもブログのほうが書きにくい。
というのも、仕事の原稿はすでに取材をしていて素材がある程度そろっている。その材料をもとに、いったんは事実を淡々と書き記していけばいい。とっかかりやすさがある。そうしているうちに少しずつエンジンがかかってきて、波に乗れる瞬間が訪れる。
でも、自分の内側から要素を引っ張り出してくる、もしくは自分の身の回りのできごとに価値を見出してわざわざ言葉にする=ブログは、なかなか進まなかった。
「自分がノって書けているときって、何してたっけ?」
過去の自分を思い出す。……が、思い出せない。ああ、やっぱり。
鼻から自分の記憶力は信用していなかったのだけど。こういうとき、ブログなり日記なり、記録しておけばよかったな〜と思う。
そして先日は、いよいよ自分の力じゃどうにもこうにも行き詰まってきてしまったので、ライター同士のコミュニティで月2回開催されている「もくもく書く会」に参加し、「書く気持ち」を強制的に鼓舞することにした。
「もくもく書く会」だと、強制的に25分集中せざるを得ない。これがけっこういい起爆剤になった。
少しずつ仕事以外でも「書こう」という気持ちが戻ってきて、日記を書いたり、こうしてブログを更新したりすることができた。
自分じゃどうしようもないとき、外部の力に頼る。
仲間と一緒に進んでみる。
これはまた次、今回みたいな困りごとがあったら使ってみようと思う。