東海、関東に大型の台風が接近していますね……。
スーパーも特に水やパンの棚がすっからかん、私の住む町でも朝から防災無線の放送が繰り返し流れています。

急遽予定もなくなったので、嵐の前の静けさのなか、冷蔵庫の整理がてら心を鎮めるため(?)の和食づくり。

まずは、里芋とお揚げさんの炊いたん。

先日、友人にもらった里芋とおくらを油揚げと一緒に、出汁・甘酒・しょうゆなどで煮ました。
日持ちさせるならもう少し濃い目にしてもよかったけど、今日中には食べ終わるだろうと見込んで、そして高血圧症予備軍な妊婦でもあるのでごく薄めの味付けに。

「炊いたん」は、学生時代に京都に4年間住んでいたときに知った言葉。
「炊いたん=炊いたもの」で、野菜などをシンプルに煮た京都のおばんざい、お惣菜のひとつです。

家庭料理に飢えていた学生のときに食べた、出汁が染みた滋味深〜いおばんざいたちの味が忘れられなくて。
今でも、家で作る、特に和食はあのときの味を無意識に目指していると思う。

そして、家にあるもので、停電にも備えて朝から少し日持ちするような常備菜作りをポチポチと。

常温でも食べられるカレーなど煮込み料理系を仕込み、芋類はふかして、生でもそのまま食べられる葉物野菜は洗っておいて。

最後の晩餐じゃないけど、今夜は、発酵調味料をたっぷり使った一汁三菜を作って(いつもは一汁二菜がいいとこだけど)、家族でしっかり食べ、ざわざわする心持ちもちょっと落ち着いた気がします。

・里芋とお揚げさんの炊いたん
・塩麹ナムル
・さんまの南蛮漬け
・味噌汁

災害のときこそ、食べたいものを、家でちゃんと料理して、家族でおうちごはんを囲めるありがたみを感じる……。

今日は早めにお風呂も済ませて、貯水します。
どの地域も、拍子抜けするくらい、台風が何ごともなく過ぎ去ってくれますように。。。