写真を整理していたら、春に実家近くの農園で買って冷凍していたいちごで、いちごジャムをこさえたときのものが出てきました。

暖かくなったら、今年こそは子どもたちを連れていちご狩りに出かけられるといいな〜。

 

振り返ってみると、昔から私の主な興味の対象は

「おいしいもの(根っからの食いしん坊)」か、「デザイン(特に服が好きで、特に中高生でハマったパンクファッションで修学旅行に行き思いっきりハズしてたのは今やいい思い出)」か、そして「音楽」だったように思います。

 

保育園時代の習い事のピアノからはじまり、7〜22歳まで何かしらの楽器を演奏していました(40年以上、地元のジャズバンドでギターを演奏している父親の影響が大きのかもしれません)。

縁の下の力持ち的なベースを担当し、社会人になってからもしばらくはバンド活動を続けていました。が、1人目のお子を妊娠し、さすがに乳児を子育てしながら仕事に加えバンド活動は難しく(でも、時間など許せばバンドしてる母ちゃんになりたかった〜)、活動を断念したのでした。

 

バンドって、ドラム・ギター・ベース・ボーカルという、基本的にはそれぞれ代替のきかない個の集まりなんですよね(たまにどんな楽器もこなせるスーパーミュージシャンもいるけど)。

そんなそれぞれ得意分野を持ったプロフェッショナルな個の集まりで、互いを尊重しつつも意見を交わしながら、時にぶつっかたりしながら一つの曲を作り上げる。

昔から、そういうモノづくりの仕方が好きだったんだな〜と、昨日ふと気づいたのです。

 

これまで仕事でも主にクライアントのいる紙媒体の制作現場に身を置いていました。

編集者はじめ、ライター、カメラマン、デザイナーなどといったプロフェッショナルな個の力を引き出しながら、クライアントのイメージや願いを具現化していく。

食という現場に軸足を移したけど、やってることの本質は、実はあまり変わってないな、と。

そして、やっぱりそういう制作現場、特に熱が生まれるような現場が好きだなあと再認識した数日間でした。

 

食の世界は知れば知るほど奥が深くて、雲のかかる頂上の方を見上げるとクラクラすることも。

一方で、そんな一生かけても勉強し尽くせないほどの懐の広さが、逆に興味を持った一因でもあったりします(楽器演奏も同じ理由かも)。

 

料理製作やフードスタイリングの力でイメージをカタチにしたり、ブランドの世界観を作り上げるには膨大な知識・技術・経験も必要で、日々勉強です。

 

フード業のベーシスト(縁の下の力持ちという意味で)目指して、実践を重ねつつ、今できることから少しずつ歩みを進めていこうと思います〜。