今年、気に入って通っていた近所のいちご屋さんが、今季の営業を終了するとのことだった。

果物の中でも1番いちごが好きなので、いちごの季節が終わってしまうことを寂しく思いつつ、毎週のように買いに走ったので「堪能し尽くした・・・!」という思いもある。

春の味覚といえば、今年は子どもたちを連れて、たけのこ掘りに行った。

農家である友人宅の敷地内で掘らせてもらったのだけど、山の斜面にたけのこがそこらじゅうニョキニョキと生えている。

まずは、たけのこのまわりのかたい土をくわで掘り起こす。たけのこの根本が少しずつ見えていると、根本に突き刺すようにくわを振り下ろす。中には途中で折れてしまうものもあり、難しい・・・。

「竹になっちゃうから、みんな掘ってて〜」という友人。その声に応えるべく、エッサエッサとくわを振る。くわ自体、重さがあるので、子どもたちに持たせるのはまだ難しく、子どもたちはたけのこと虫発見係(笑)。案の定、わたしは翌日、筋肉痛に。

大きめのたけのこを15本近く掘れた。

その場で泥のついた外側の皮だけ剥がし、自宅へ持ち帰った。

掘ったばかりの新鮮なたけのこはアク抜きせずとも食べられるらしい。わが家は子どもがいるので、念のため、家じゅうの鍋を総動員して茹でた。

一部はご近所さんへ配り、一部は細切りにして冷凍庫へ。掘ったその日のメニューはチンジャオロースにした。夫が陳健一さんのレシピを探してきて作ってくれたが、これが正統派中華のチンジャオロースという感じでおいしかった。子供達にも大好評であっという間になくなった。

春の味覚を堪能した今年。