あけましておめでとうございます。
皆さま、どんなお正月をお過ごしでしょうか?
例年、夫の実家のある名古屋へ行くことが多いのですが、今年は珍しく自分の実家で新年を迎えました。健康でいられることの当たり前が簡単に脅かされる昨今、家族みんなが元気で、健やかに新年を迎えられたことは本当によかったです。
年末は紅白歌合戦でお目当てだったmillennium paradeと東京事変を見て(どちらもクラシックでありながらアバンギャルドで最高のステージでしたね)、年を越してからそのまま中村佳穂さんのオンライン配信ライブを見ながら新年を迎えました。
さて、わが家のおせちは今年も食べたいものだけ食べたい分、作るスタイルです。
コロナ禍前からお重ではなくワンプレートに盛り付けていたのですが、コロナ後もこのスタイルが定着していきそうな予感……。
そして、昨年、お仕事させていただいたオンワードマルシェさんのおせちもお取り寄せしてみました。ひとつで和洋中のおせちが楽しめ、品数の多さやバリエーションの豊かさから家族にも好評でした。
元旦の朝は、おせちとお雑煮がお決まりの献立。わが家は関東風のお雑煮なのですが、お雑煮に入れた花が咲いた菜葉(アスパラ菜)は、父のバンド仲間の方からのいただきものです。
こういった物々交換による新鮮野菜が手に入るのも、田舎の醍醐味のひとつですね。
そして、この写真は実家の目の前から見える景色。
見渡す限り、田園風景が広がっていて、遮るものがないから、陽に照らされ遠くの山のシルエットまでくっきり。
この風景を見ているといつ帰ってきても、ここが自分の原点なんだなと感じさせられます。
実家に住んでいた頃は、田舎でなーんにもなくて早く都会に行ってみたい、ワクワクするものにたくさん出会いたいという気持ちでいっぱいでした。
でも、大人になって、自分が欲していたものはすでにここにあるんだということに気がついたのです。
今年も仕事に家事に育児に、ドタバタしている一年になりそうですが、迷ったり立ち止まったり時には頭をぶつけたりしながらも、おいしい食や美しい景色を糧に一歩ずつ進んでいけたらと思っています。
そして、食や設えから日常のささやかな幸せを噛み締め、日一日を大切に過ごしていきたいですね。
それでは、本年もどうぞよろしくお願いいたします!