わが家は今年、2人の子たちが七五三を迎えました。5歳と3歳。

何とか無事に、ここまで育ってくれたもんだ……という思いと、到底、自分たちの力だけじゃここまで育てられなかったよなという思いも強くあって。日頃から私たち家族を支えてくている身の回りの人たちへ感謝の気持ちを伝える機会にしようと、ふと思い立ったのでした。

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そして、先月末、七五三祝い×家族旅行を無事に完遂。

記憶のまだ残っているうちに、準備〜当日までの行程を書き記しておこうと思います。

今年の春頃、初めてわが子の七五三に直面して、情報を一つひとつ集めながら手探りで準備してきました。だから、この記録が「どこかで誰かの役に立つかも?」という思いも込めて。

やったこと

〜6ヶ月前

①発案
「そういえば今年七五三じゃない……?」というところから、七五三のお祝いで「何をやるか」ということを決めました。

写真撮影だけにするのか、神社への参拝だけにするのかとか。

わが家は
・子どもが着物を着るのを1回で済ませたい
・子どもたちの機嫌を考えると、着物を着る時間をなるべく短時間にしたい
・子どもたちが大人になっても見返せるように、写真に残したい

これらを叶えるべく「七五三のお参り際のロケーションフォト」を選択しました。

②日程・場所の決定
まずは、七五三のお参り&撮影をいつやるか、という日程決め。

七五三とえば「11月」のイメージだけど、コロナ禍もあって、混雑のピークを外して行う人も多いそう。

という話を頭に入れつつも、わが家は、夫の仕事の休みがたまたま11月の祝日とつなげられそう&その日が大安だったことから、日程は11月下旬に決定しました。

子どもたちが着物で動くことから暑くない秋以降、真冬だと風邪も流行っていて体調を崩しやすい……ということで、季節的にはやっぱり春や秋が良さそう。

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場所は、自宅からは車で1時間半ほどと少し離れているものの、鎌倉の鶴岡八幡宮で行うことに決定。

今回は「お世話になっている方々へのお礼」の意味も込め、1泊2日の家族旅行を兼ねていました。そのため、前泊して観光することを前提に、行きやすい場所を探しました。

関東圏に住んでいると、鎌倉って近いようであまりじっくり行ったことがないという人も多そう。かく言う私もその一人だったので、いい機会かなと。紅葉シーズンですし!

③カメラマンさん依頼
わが家はお宮参りの後はいつも、友人のお父さんが営んでいる地元の写真館で撮影をしてもらっていました。「ザ・家族写真」という感じで、数年経った今でも見返すこともあって、とてもいい記念になっています。

一方、今回の七五三では、子どもたちは3歳と5歳という一番じっとしていられない年齢(笑)ということもあって、ロケーションフォトを選びました。

ロケーションフォトをするにあたって利用したのは「LOVEGRAPH」という出張撮影サービス。

HPにカメラマンさんごとの作例もたくさん掲載されているので、それらを参考にしながら、場所・日時など条件に合致するカメラマンさんを探せました〜。

④境内での撮影可否を確認&ご祈祷の予約

カメラマンさんが決まったら、境内での撮影可否&ご祈祷の予約は必要かどうか確認。

ここまで書いてて思ったけど、撮影可否は場所を決定した時点で聞いておくほうがいいかもしれません……!

ちなみに、鶴岡八幡宮は、ご祈祷は当日申し込みでOK。撮影についても、レフ板など大きな機材の持ち込みがなければ、境内でも撮影可とのことでした。

〜4ヶ月前

⑤着物レンタルの手配

子ども2人分の着物は「着物レンタルモールhataori(ハタオリ)」で借りました。9,000円前後〜レタルできて、種類も多い。ラインナップも伝統的な着物と、現代的な、少し個性のある着物のバランスがよい印象でした。

あと、着物業界全体的に見て、昔ながらのサイトの作りだったり、ECサイトも操作しにくかったりすることも多いなか、こちらのサイトは見やすくて探しやすいのも◎ UIって大事ですね〜。

〜2ヶ月前

⑥会食&ホテル予約

家族旅行も兼ねていたため、家族分の宿泊するホテルを予約。

さらに七五三のお祝いの席=会食も予約しました。子どもたちがいるので必然的に個室、そして両家の両親(60〜70代)も参加することから和食のお店で「七五三プラン」なるものがあったので、そちらを選択。

2週間前〜

ここから当日まで、家族全員、体調管理が必須です。

ただ、不測の事態は起こるもので、出発1週間前になって家族内で発熱し、PCR検査を受ける事態に。「あらゆるものをキャンセルしなくてはならなくなるじゃないか……」と、もうめちゃくちゃヒヤヒヤしました。が、何とかギリギリに快復。無事に決行できることになり一安心。

七五三参り 前々日

ぼちぼち荷造りしつつ、レンタルした着物が自宅に届いたので不足しているものがないかなどを確認を。

七五三参り 前日

お昼過ぎに鎌倉に到着。

ランチ後、軽く鎌倉の町並みを散策したり、お寺に行ったりしました。この日はけっこう雨が降っていて冷え込んできたので、早々にホテルへ。

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17時から予約していた和食店で会食。こうやって両家の家族が集まるのはもしかしたら自分たちの結婚式ぶりかも?

両家の祖父母と、着付けの先生でもある私の伯母と少人数での会食。鎌倉の食材を使った和食を味わいながら、まったりじっくり語らえ、いい時間でした。

七五三参り 当日

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前日の雨はすっかり上がって、日差しが強く暑いくらいの陽気に。天気にも恵まれ、無事に参拝を済ますことができました。

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子どもたち2人はというと、いつもと違う衣装に少し緊張気味。でも思ったよりもグズったり嫌がったりせず、スムーズに着替えられて成長を感じた瞬間でもありました。特に、3歳の娘は徐々にテンション上がっていたご様子。やはり女の子ですね〜。男子は淡々と、されるがままでした(笑)。

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参拝&撮影を済ませたあとは、宿泊したホテルで着替えスペースを借りることができ、私服にチェンジ。

帰り際、鎌倉でのお土産探しへ。「鳩サブレー」でおなじみの豊島屋で、まさかの鳩サブレーではなく文房具を爆買い(笑)。鳩のシュールさ、可愛さがたまらんでした。

あとは、以前から通販をときどき利用していて、実店舗にも伺ってみたかった、菓子研究家いがらしろみさんの営むお店「romi-unie(ロミユニ)」へ。店内はすでにクリスマス仕様になっていてクッキー缶、スコーン、ジャムをお買い上げ。

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romi-unie(ロミユニ)のクッキー缶とコーヒーは、自分へ「おつかれ」の意味も込めて

終わってみて

2人の七五三という、成長の一つの区切りということもあって、ふだんからお世話になっている身の回りの人たちへのお礼&動きたい盛りの子どもたち2人の七五三を一気に終わらすぞ!という気合い(笑)で、準備を進めました。

両家の親からも「孫たちと過ごせ、とってもいい思い出になった」「晴れ姿が見れて、宝物のようなひとときだったよ」と言ってもらえて、事前の準備や過程は大変だったけど、やってよかったなと。家族の記憶に残るような一日になったんじゃないかなと思います。

それにしても、ほんの少し前まで赤ちゃんだったと思った2人。

七五三の当日は、親はバタバタ過ぎて感傷に浸る間もなかったのだけど(笑)。カメラマンさんから送ってもらった写真たちを眺めながら、今こうやってあらためて振り返ると、とても感慨深い一日でした。