昨日のブログで「フリーランスは自分の性に合っている」と書いたのだけど、実は最初にフリーランスで働こうと思ってから実際に独立するまで10年(!)の月日がかかってる。

ずっと会社員という安定した立場を立場を捨てられずにいたのです。

大学を卒業して社会に出た頃からいつかはフリーランスになるんだろうと思っていた。

そのときは突き詰めて考えられていなかったけれど、新卒で就職した瞬間から、会社というものに長く勤めるイメージが持てなくて、直感的にも自分にはフリーが向いてるんじゃなかろうか、と思っていた。

それに就職活動をするとき、何となく先々結婚するであろうという気配のあった大学時代のパートナー(今の夫)の会社選びの基準が「全国転勤あり」だった。

だから、私は自分の手で何かを作るのが好きだったこともあり、会社に縛られるというよりも、「自分のスキルを持ってどこでも仕事ができるようになろう」という気持ちがあってWeb制作会社への就職を決めたのだった。

Web制作ならパソコンさえあればいつ、どこでもできる。

専門職で今も働いている母に「手に職をつけなさい」と言われ続けていたことも多少影響しているだろう。

今、こうやってフリーランスとして働いて、ZINEなども作っていると言うと「思い切りがある」とか「度胸がある」「活動的ですね」みたいな言葉をもらうことがある。

でも、実は石橋を叩いて叩いて、けっきょく渡らない、なんてこともあるわたしなのです。

意外と慎重派で安定志向なので「フリーの方が合っていそうだな」と思ったときから10年かかってる。

家族や周りの環境とかある程度外堀を埋めて、準備をしてからではあったけれど……最後は直感で、エイッとフリーランスの道へ。

心の真ん中に聞いて、自分がワクワクする方へ、舵を切ったのでした。

人生一度きり。

最近は毎日、毎日圧倒的に時間が足りない……と感じてる。

仕事も生活も、やりたいことがありすぎて。全部できる頃にはおばあさんになってるんちゃうかな?とさえ思う。

「いつかやろうと思ってるなら、今すぐやらないのはなぜ?」

心の真ん中に聞いてみて、“ほんとうに”自分に必要だと思うことなら、来るタイミングでエイッと飛び込んでみる。

……

今日がいちばん若い!