慌ただしい3月がおわり、もうすぐ新年度ですね。

会社員の頃から3月というと年度末特有のソワソワ感と物理的な忙しさにドキドキしてたけど。今年の3月はというと、もはや初旬の記憶はないくらい、てんやわんやな1ヶ月でした……。

 

そして、今日の仕事現場近くでは桜が満開でしたよ〜桜の見頃のピークは今週末ですかね。

花曇りだけど、早朝は人も少なくていい感じ。

 

今日は、子どもの器について触れてみようと思います。

 

少し前の話になるのですが、娘の誕生日に食器をプレゼントしました。

器は前々から気になっていたaeruのこぼしにくい器シリーズ。

aeruというブランドのステートメントが素敵なので引用させてもらいますね。

0歳からの伝統ブランドaeruは、伝統と現代の私たちの感性を和えた、子どもと一緒に育ち、大人になっても共に暮らし続ける製品を全国の職人さんとお届けします。子ども目線で作られたホンモノが、子どもたちの豊かな感性や価値観を育むお手伝いができますように。

「伝統」、「現代」、「職人」「感性」「和える」……と、ツボを刺激される言葉ばかり。このブランドステートメントを読んだだけですっかり心を掴まれてしまい、いつか、わが子や友人にプレゼントしたいな、と思っていました。

そして今回、友人にプレゼントする前に使い心地を試してみたいと思い、わが子の誕生日に満を持してプレゼントしてみた、というわけ。

 

今回、選んだのは、青緑色味の益子焼の器と、徳島県の大谷焼の器です。ごはんにも、煮込み料理などのに汁物にも使えることから、少し深めの平皿を選びました。

益子焼は、子どもの器ではあまり見ない、青緑の独特の色味が素敵です。大谷焼も温かみのある赤土で、ところどころ焼成による色ムラができていて素朴な印象。

 

子育て期、器選びで優先したかったのは、食洗機が使えることと、電子レンジが使えること

これって、こういう〇〇焼のような器や作家さんの器だとなかなか難しいのですが、aeruの器は両方叶えてくれているのも嬉しいところ。

長男のときは、右も左も分からない、子育て初心者で、割られるが怖かったというのもあるのですが、出産祝いでもらったプラスチック製の器を、それはそれで気に入っていてずっと使っていました。

でも数年の育児期間を経て、だいたいだいたい子のすることに予測が立つようになったり、「形あるもの、いつか壊れる」と割り切れたり、少し心境にも変化が。壊れたときには、その痛みや悲しみも子に伝えられるし(できることなら壊したくないけど……!)、思い切って使いはじめてみたのでした。

価格も1つ5千円弱〜と、あまり気軽に買えるものじゃないし、子どもの器の価格帯からしたら高いな、と感じるかも。でも、デザイン的にも乳幼児期だけでなく、この先ずっと使うことができるし、すっとフルーツを盛ったり大人も使うことができる。そんな気がしています。

あと、最近巷でよく見かける「金継ぎ」など、直しながら使えるのもいいところ。乳幼児期しか使わない安い食器を買って結局使わなくなって捨てる、というのも何だか気が引けて、末永く付き合っていけるものとして選びました。

 

そして、これは後日談なのですが。

以前、夫の実家に帰ったとき、30年前、夫が幼い頃に使っていた器が傷や汚れがほとんどなくキレイな状態で残っていて!今では、帰省用として、子どもたちがその器を引き継いで使っているんですよね。

義理の母の保存方法がよかったこともあるんですが、こうやって次の世代の子たちが使えるのもまたいいいな〜なんて思って、大切に使っていこうと思っています。

番外編

これまで何度「子ども 食器」で検索したことか……!

ということで、いい機会だし、aeru以外で使っていたり、気になっている子どもの器を纏めてみようと思います。

子ども用食器で定番のプラスチック製のものはたくさん目にする機会があると思うので、今回はあえてそうではないものを、多めに書いてみますね。

 

●iiwan

iiwanは、原材料に「とうもろこし」素材を使用している珍しい器。着色料も天然由来のものを使っていてとにかく、「小さな子どもにも安心して使える」ことにこだわっています。プラだけど、耐熱温度は140℃で電子レンジ可!

ギフトセットもバリエーションが充実しているので、贈り物にもよさそう。

●minä perhonenの食器

表参道にあるカフェ「家と庭」に行ったとき、minä perhonenのおなじみの柄があしらわれたオリジナル食器が使われていて。かわいいな〜と思っていたら子ども用食器もあるそうです。

陶器よりも割れにくい半磁器による子ども用の食器“choucho”シリーズ。minä perhonenらしいかわいらしいデザインが、男の子にも女の子にも似合いそう。

●中川政七商店の親子のための器

つるつる、ザラザラとした手わざりが楽しい、こちらも焼きものの器。子どもっぽくない、落ち着いた色合いが食卓に自然と馴染みそう。木の器の汁椀など、バリエーションもうれしいですね。

●FOOD FOR THOUGHTの子どもの器展

これは製品ではない上にすでに終了してしまっている展示の紹介なのですが。3年連続開催とのことで、4年目もあることに期待しつつ、備忘録的に記しておこうと思います。

FOOD FOR THOUGHTは、料理家・渡辺有子さんが手がけるテーブルにまつわる商品を扱うお店です。名だたる作家さんたちが「子どもの器」を作ったら、どうなるんだろう……!?という気持ちから、次あったら行きたいと思っている展示のひとつ。

 

また子どもの器、思い出したら追記しますね。

以上、今日はふと思い立って書いた、子どもの器について、でした。

 

それでは、また!