発熱した娘は丸一日、園をお休みした。

ふだんは元気いっぱいな子が真っ赤な顔をして寝ているのを見ると心配が募る。そんな姿を目の横に入れつつ、目の前のことを進めなきゃという気持ちとの間で揺れ動きながら机に向かう。

こういうときのために何事も前倒すクセをつけたいと思いつつ、けっきょく〆切に追われております……。どうしてこうなった。(2週連続の発熱は予想できなかった・・・)

取材や撮影など外出の予定があるとき以外、基本的には在宅ワーカーなわたし。

会社員の夫も、コロナが明けてから出社の頻度は上がったけれど、週によっては半分くらい在宅勤務があります。親の目と手がまだ必要な子を育てる身としては、在宅で働くことができる環境ってありがたいなと思うのですが……一つ困ることがあるとしたら「切り換えスイッチが入りにくいこと」。

仕事と家のことが柔軟に混じり合うのが在宅勤務のいいところでもあるのですが、強い気持ちで切り替えることが必要なのです。

在宅勤務って少し前まで「子どもを見ながら仕事ができる」と思われていたところもあるけど、現実はまったくそんなことはなくて。(最近では社会や園でも徐々にそれを理解してくれている風潮を感じます)

子どもが家にいれば「パズルできた、見て〜」「〇〇(テレビ)見たーい」「おなかすいたー」というように1日中呼ばれてる気がする。

その都度、ぐっと集中したかった時間は中断を余儀なくされるわけで……。

横目に子どもの姿がチラつくとやっぱり気になってしまって「おやつ食べる?」「〇〇する?」って声をかけつつ、そんな仕事も子育ても中途半端な状態に、自分でもつくづく「切り換えベタだな……」と思う。

こういう中途半端な状態がイヤで、園がお休みの土日は基本的に仕事も休みにしています。ただ、仕事が立て込んでいたり今回のように発熱が続いくとそうもいかなくて。

先週末は夫婦で話し合って、土曜日がもともと夫の仕事デーだったので、日曜日は私が仕事デーとしました。これがよかった!

その日にやるべきこと(仕事担当と家事・育児担当)がパッキリ分かれると「今日は父に、母に徹するぞ」「今日は仕事人に全集中するぞ」とお互いに切り替えられて、それぞれ背中を預けられる感があって。心地いいじゃないかということに気づきました。

通常運転のときは家族でゆっくり過ごす休日も必要ですが、一時的にはこういうときもあってもいいのかな。

在宅ワーカーの試行錯誤は続きます。。