ふだん、あまり漫画を読む習慣のないわたしですが、最近久々にハマっている漫画がある。
「青の花 器の森」という漫画、知ってますか?
焼きものの町、波佐見町の窯元を舞台にした漫画で、主人公は絵付け師。その相手となる男の子も海外で作陶した後、帰国し窯元の仲間となり、ろくろや釉掛けを担当している。
真剣な眼差し、寸分の狂いも出さない手元、言葉少なげに制作に没頭する姿。
そういう場面がたびたび登場する。
そう、わたしは昔から「職人さん」に憧れがあった。
昔から自分が移り気でいろんなことに興味を持ってしまうからだろうか。それに母方の祖父が建具職人だったこと、祖母が縫製工場をしていたことも影響しているのかな。かんなの削りかすの中で遊んだ記憶がぼんやりある。
どうしようもなく「職人さん」の憧れるのだけれど、自分が今から何かの「作り手」として生きるのは現実的ではないし……と思っていた20代前半。
だからせめてもの仕事ぶりは、そういった人たちに信頼されるよう、職人さながらプロフェッショナルでありたいと思う。
小玉ユキさんの「青の花 器の森」は2018〜2022年に連載されていて10巻ですでに完結済。
地方都市が舞台というのも独特の空気感で「波佐見町ってこんな感じなんだ」というのが分かっておもしろいです〜器に興味がある人ならなおさら。おすすめです!
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