「フルキャリという言葉、知ってますか?」

 

私はなんとなく聞いたことはあったけど、最近になってようやくその言葉の意味を捉えられました。

 

働く女性はこれまで、キャリア重視の「バリキャリ」か、生活重視の「ゆるキャリ」のどちらかで捉えられる傾向あった。しかし結婚や出産・育児などの生活も充実させ、かつ自身のキャリア形成にも前向きな“フルキャリ”な女性が現れている

 

というのも、実は先日、TV番組の取材を受けました。

平日の午前中、バナナマンの設楽さんが司会されてるあの番組です。

 

その日のテーマは「女性の生き方、働き方」。

 

韓国で大ヒットした小説『82年生まれ、キム・ジヨン』が映画化、日本でも公開されるタイミングとあってのテーマみたい。

この映画は「韓国の82年生まれの女性で最も多い名前」であるジヨンという、平凡な女性の少女時代から、結婚、出産至るまでの人生を描いている。ジヨンが出産後、退職を余儀なくされ、育児に追われる中、精神を病んでしまうストーリー。

このダイジェストムービーを見たけど、共感しすぎてダイジェストだけでもう……。

子育て女性は涙なしでは見られない感じです、、。
あわよくば夫婦で一緒に見てみたい、それぞれどんな感想を持つんだろう?と。

 

さて、冒頭の言葉は、その番組のインタビューの中で、私の話を聞いていた女性ディレクターさんから出た言葉でした。

そこで気づいたのです。

 

傍から見ると、どうやら私は「フルキャリ」と呼ばれる属性らしいぞ、と。

 

「生活も充実させ、かつ自身のキャリア形成にも前向き

うーん、確かに後ろ向きでは、、、ない。

こういう言い方をされると「スーパーウーマンじゃんない、そんなの……!?」と思わなくもないのだけど、どうせ暮らすなら、働くなら、前向きに過ごしたいと思うのは、濃淡あれどみんな一緒なのでは?とも思います。

 

母親をはじめて分かったのは「自分の気の持ちよう」の影響する範囲の大きさ。

 

独身の頃は仕事が忙しい・心が忙しいと理由から、家が散らかってようが食生活が乱れていようが、その結果は自分自身にしか影響してこなくて(後日、肌が荒れる、とかね)他人様(自分以外の他者という意味で)に直接迷惑をかけるようなことはなかった。

でも、家族が1人、2人と増え、私が生活も働き方も“後ろ向き”な気持ちで向き合ってると、その気持ちは何らかの形で家族に伝播するなあってことをよく感じてます。

だから私の信条は

「母ちゃんが笑えば、みんな笑う」。

そりゃ人間だからどーんっと落ち込むときは落ち込むけど。

一人時間をもらって好きな雑誌を読んだり、大好きな風呂に長いこと浸かってみたり、あとは寝る!
それでだいたいリセット。
単純……!笑

 

だから「フルキャリ」って言葉は、極論を言えば現代を生きる・働く女性にだいたい当てはまるんじゃないかな、とも思う。

 

でも、今回のことに限らず、自分のことは自分が一番分かっているようで見えてない部分も多く
「他人から語られる言葉で自分の特性に気がつく」ということはよくあるなぁと感じています、特に最近。

 

だから今、基本的に一人で仕事するようになって、誰かと話すことは貴重な時間になってきてるから他人(ヒト)の言葉を思い返してみては、活動の種になったりしています〜。

 

おわり。