昔から漠然と「伝え手」でありたいという気持ちあったのだけれど、ずっと「何を伝えるか」というところがぽっかり空いてしまっていて、長い間、けっこうそこに悩んでいた。

20代はじめの頃、何とか新卒採用で滑り込んだWeb制作会社で働いていて、でもどこかしっくり来ない感じがずっとあって「これからどうやって生きていこう…?」って迷っていて。

そんなとき、通勤電車ではいろんな生き方、働き方をしている女性の本をひたすら読んでいた。女性云々は今やヤボかもしれないけど、やっぱり、出産やライフイベントはどうしても女性側に負担がかかるしね……。

そこで感じていたのは、人の生き方を知ることは、自分ではない誰かの人生を生き直させてもらっているような気持ちになってたのしいってこと。それと、自分の選択肢を広げてくれるということ。

たとえば私は東京で会社員をしていたけど、地域で独立開業したり、フリーランスとして生きている人たちのことを知って希望を見た気がした。仕事は東京だけじゃない。自分の手で、どこにいたって仕事は創っていけるのだと。

だから私は
「今日よりも明日、ちょっと生きやすく、暮らしやすくなる」
そんな記事やコンテンツを作っていきたい。

企業でいうところの、ミッションのようなものかな?

フリーランスって、誰もフィードバックをしてくれる機会はないし「あれ、これ何のためにやってるんだっけ…?」と、目的を見失いそうになることもある。

だから、1つここが言語化できると「何のためにやってるんだっけ?」って迷わなくて済む気がしている。

フードスタイリングにしてもライティングにしても、お仕事を受ける判断基準の1つとして「この仕事を受けたら、それを読んでくれたり見てくれた誰かが少し暮らしやすく、生きやすくなるかな?」というところがある気がする。

なーんてことを、昨夜、お風呂の中で考えてました!